食の恨み

晩ごはんに大好きな鮭おにぎりを買おうと思ったら売り切れていて悲しかったので今回は食に関して悲しかったことを書いていこうと思います。

 意外と少食事件

これは私が中学生の時に起こりました。私の中学校はお弁当で、班という好きでもない人間達とグループを組んでご飯を食べさせられていました。私は少食な方で一気に食べることができず、好き嫌いが激しい為、お弁当の量自体が少なめで、その少量でさえ完食できないことも多々ありました。(残りは家に帰って食べていました。)(っていうか弁当があまり好きではありませんでした。)

それを目にした同じ班の女が「ナカメダさんって意外と少食なんだね」と言いました。起こった出来事としてはたったそれだけなのですがこの”意外と”という言葉に中学生の私は非常に腹を立てていました。

確かに中学生の私は運動もせず、毎日家に帰ったらYouTubeかニコニコを見ながらポテチを一袋食べていたので太っていました。

でもわざわざ意外とって言わなくても良くない?「お前太ってるからめっちゃ飯食うと思った(笑)意外と少食なんだね(笑)」って言ってるようなもんじゃん!あの女~~~~!!!!!今でも嫌いです。きっともう二度と会わないけど。

改めて文字に起こしてみると事件と呼ぶようなことでも無いですね。ただ中学生の私にとって見れば大事件だったので、太っていたことがよっぽどコンプレックスだったんだと思います。凄いひねくれ者、酷い拡大解釈ですね。痩せれてよかったな…

しゃぶしゃぶ事件

これも私が中学生の時、小学校の同窓会で起こりました。この同窓会は中学校卒業時にお母様方が企画してくださったものです。幼、小、中とほぼ一貫のような学校で、高校からは本格的に進路がバラバラになってしまうので、6年生の時の担任の先生とクラスのメンバーで集まってご飯(しゃぶしゃぶ)を食べましょう、という会でした。

普段は安いしゃぶしゃぶ屋で豚バラ肉だけ(一番安いコース)しか食べたことの無かった私は、少しお高めのしゃぶしゃぶ屋に胸を踊らせながら同窓会に参加しました。

私に割り振られた席は女子だけの席で、5~6人くらいで1つの鍋を囲むことになりました。

好きな肉を頼み、好きなタレを選び、好きな具材を取って友人と楽しく話ながら肉がくるのを待っていました。そしていよいよ肉が来て「肉を茹でるぞ~~」となった時、事件は起こります。当時学級委員であったAさんが「以前この店に来たことがあるから」と理由で仕切り始めたのです。仕切ること自体は別に良かったので「肉の皿一人何枚とか決めるのかな~」と思い、黙って見ていると、あろうことか彼女は一皿分の肉と皆が取ってきた具材を全て鍋にぶち込みました。

それはしゃぶしゃぶじゃねぇだろ!!!ただの鍋じゃねぇか!!!!しゃぶしゃぶは肉をしゃぶしゃぶするからしゃぶしゃぶなんだぞ!!!お前しゃぶしゃぶの意味知ってるか!!??!??!!

と叫びだしそうになりましたが、皆何の違和感も持たず普通に茹だった肉を食べだしたので「もしかして私のしゃぶしゃぶという概念が違うのか…?」と思い、隣の友人に「ねぇ、これって普通のしゃぶしゃぶと違くない?」と聞いたら「しゃぶしゃぶたべたことないから分かんない」と言われました。私はそれ以上何も聞くことができませんでした。

学級委員で真面目で周囲の人間に信頼されているAさんに、本と少しの友達がいればそれで良かった陰キャの私が「しゃぶしゃぶの楽しみ方が違うのでは?」と意見することなんてできませんでした。社会的地位が違いすぎて。

それからはAさんが一気に肉を入れ、茹だって固くなった肉を死んだ目で食べ続けました。肉の皿を渡してもらえなかったので…

ここまでの説明だとただただ辛かっただけの同窓会に思われるかもしれませんが、大好きな担任の先生と久しぶりに会えたり、仲が良かった友人とお喋りできたりしたのでちゃんと楽しかったです。ただAさんだけは絶対に許さん。

それ以来、しゃぶしゃぶを食べる時いつもAさんのことを思い出してはネタにしています。ありがとうAさん。許しはしないけど。

 

以上、食の恨みの話でした。いや~~~~心が狭い!食の恨みは醜いですね。あと凄い捻くれてるな、中学生の私…多感な時期だからしょうがないですね(?)

 

2020/11/27/1789文字